IISの仮想ディレクトリの作成
インターネット、イントラネット対応のアプリケーションを開発する場合、一般にアプリケーションごとに仮想ディレクトリを作成します。ここでは、ダウンロードしたファイル(accweb.lzh)に収録されているサンプルを仮想ディレクトリ(accweb)に格納して運用する方法を説明します。
● Windows XP ProfessionalのIISに仮想ディレクトリを作成するには
Windows XP ProfessionalのIISに仮想ディレクトリを作成する手順を説明します。項番①からの操作を行う前に、前準備として以下の手順でダウンロードしたファイル(accweb.lzh)をハードディスクに解凍します。
ハードディスクの任意のドライブにフォルダ(accweb)を作成します。(フォルダの名称は、任意に決めてください。)ここでは、D:\Inetpub\wwwroot下に作成します。

フォルダ(accweb)を作成したら、ダウンロードしたすべてのファイル(サブフォルダも含む)をこのフォルダにコピーします。フォルダ(accweb)に、以下のようなサブフォルダが作成されているか確認します。

次に、Access のデータベース(*.mdb)が格納されているサブフォルダ(webdb)のプロパティを共有、ファイル更新許可に設定します。Windowsのエクスプローラを起動してフォルダ(accweb)を表示させたら、サブフォルダ(accweb\samples\ado\webdb)を選択してからマウスの右ボタンをクリックします。ショートカットメニューが表示されたらプロパティをクリックします。webdbのプロパティのダイアログが表示されたら、共有のタブをクリックします。ネットワーク上での共有とセキュリティから「ネットワーク上でこのフォルダを共有する」のチェックボックスをチェックします。共有名には、adowebdbを入力します。「ネットワークユーザーによるファイルの変更を許可する」のチェックボックスがチェックされていることを確認したら適用ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。

同様の手順でサブフォルダ(accweb\samples\kintai\webdb)のプロパティを表示させたら、「ネットワーク上でこのフォルダを共有する」と「ネットワークユーザーによるファイルの変更を許可する」をチェックします。共有名にはkintaiwebdbを入力します。最後に、適用ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。

Windowsのエクスプローラでフォルダ(accweb)を表示させると、サブフォルダ(webdb)が共有フォルダのアイコンで表示されます。

これで仮想ディレクトリを作成する準備ができましたので項番①から開始します。
① Windowsのスタートボタンをクリックしたら、マウスをマイコンピュータに移動して右ボタンをクリックします。ショートカットメニューが表示されたら、一覧から管理をクリックします。

② コンピュータの管理のダイアログが表示されたら、左側のフォルダツリーからインターネットインフォメーションサービスèWebサイト下にある既定のWebサイトをクリックします。

③ マウスを既定のWebサイトに移動させたら、右ボタンをクリックしてショートカットメニューを表示させます。ショートカットメニューから新規作成の仮想ディレクトリをクリックします。

④ 仮想ディレクトリの作成ウィザードのダイアログが表示されたら、次へのボタンをクリックしてください。

⑤ 仮想ディレクトリのエイリアスを入力するダイアログが表示されたら、エイリアスのテキストボックスにaccwebを入力して次へのボタンをクリックします。(エイリアスの名称はaccwebにしてください。)

⑥ Webサイトのコンテンツのディレクトリパスのダイアログが表示されたら、参照ボタンをクリックします。

⑦ フォルダの参照のダイアログが表示されたら、ダウンロードした内容をコピーしたフォルダ(D:\Inetpub\wwwroot\accweb)を選択してOKをクリックします。

⑧ ディレクトリのテキストボックスにフォルダのパス(D:\Inetpub\wwwroot\accweb)がコピーされたら次へのボタンをクリックします。

⑨ アクセス許可のダイアログが表示されたら、「読み取り」と「ASPなどのスクリプトを実行する」にチェックが付いていることを確認して次へのボタンをクリックします。

⑩ 「仮想ディレクトリが正常に作成されました」のメッセージが表示されたら、完了ボタンをクリックします。

これで仮想ディレクトリ(accweb)の作成が完了しました。次に、仮想ディレクトリのプロパティを表示させて各種プロパティを設定します。
⑪ コンピュータの管理のダイアログには、仮想ディレクトリ(accweb)が表示されています。フォルダツリーからaccwebを選択したらマウスを移動して右ボタンをクリックしてショートカットメニューを表示させます。ショートカットメニューからプロパティを選択します。

⑫ accwebのプロパティのダイアログが表示されたら、仮想ディレクトリのタブに表示されている内容を確認します。ここではデフォルト値を採用しますので構成のボタンをクリックします。

⑬ アプリケーションの構成のダイアログが表示されたら、オプションタブをクリックしてセッションのタイムアウトが20分になっているか確認してください。この場合、ブラウザが20分間アイドル状態のときセッションが切断されて強制終了させられます。タイムアウト時間を不当に長くすると、セッション変数に格納されている情報がメモリ上に保存されてサーバーのメモリが不足することがあります。ここでは、デフォルト値を採用します。既定のASPの言語がVBScriptになっているか確認します。この場合、ASPファイルに<%@
language=%>の指定がないとVBScriptが仮定されます。ASPのスクリプトのタイムアウトが90秒になっているか確認します。ASPファイルからADOを利用してデータベースの内容を表示させるときは、データ件数によりタイムアウトになることがあります。この場合、表示するデータ件数を少なくするかタイムアウト値を増加させます。ここでは、デフォルト値を採用します。

⑭ 次に、デバッグのタグをクリックしたらデバッグのフラグの欄から「ASPのサーバー側のスクリプトのデバッグを有効にする」と「ASPのクライアント側のスクリプトのデバッグを有効にする」にチェックを付けます。これらのオプションは、ASPでWebのアプリケーションを開発するときに利用すると便利です。スクリプトのエラーメッセージの欄からは、「クライアントに詳細なASPのエラーメッセージを送る」のラジオボタンを選択します。最後に、適用のボタンをクリックしてダイアログを閉じます。

⑮ accwebのプロパティのダイアログに戻ったら、ドキュメントのタブを表示させて「既定のドキュメントを有効にする」がチェックされているか確認します。リストボックスからDefault.htm, index.htm, iisstat.aspを削除してDefault.aspのみ表示させます。

⑯ 最後に、適用ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。

これで仮想ディレクトリaccwebのプロパティの設定が完了しました。
Internet Explorer 6.0を起動して仮想ディレクトリaccwebが正常に作成されたか確認します。
① Internet Explorer 6.0が起動されたら、アドレスにhttp//localhost/accweb/を入力します。

② リターンキーを押すと、Access + Webからダウンロードしたサンプルの目次が表示されます。

これで仮想ディレクトリaccwebの確認ができましたのでInternet Explorerを終了させます。