■ オートナンバー型の初期値/増減値を変更する (2002,2003,2007)
#391で作成した商品テーブルの商品ID(オートナンバー型)の初期値と増減値を変更するデータ定義クエリを作成します。オートナンバー型の初期値と増減値を変更するには、ALTER TABLEステートメントのALTER COLUMNを使用します。この機能は、Jet 4 ANSI SQL-92で拡張された機能ですからAccess 2000では使用できません。
1. 既存データベースを開く
Windowsのエクスプローラから作業フォルダworkに作成したW078.mdb(テーブルを新規に作成するで「作成」します)をダブルクリックして開きます。
2. データ定義クエリ作成
データベースウィンドウのオブジェクトから[クエリ]をクリックして選択したら、新規オブジェクトのショートカットから[デザインビューでクエリを作成する]をダブルクリックします。「テーブルの表示」ダイアログが表示されたら、何も選択しないで[閉じる]ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。
クエリのデザインビューが表示されたら、メニューバーから[クエリ]→[SQL]→[データ定義]を選択します。「データ定義クエリ」が表示されたら、次のDDLステートメントを入力します。
ALTER TABLE tbl商品 ALTER COLUMN 商品ID AUTOINCREMENT(100,10);
ツールバーから上書き保存のアイコン
をクリックしたら「qry商品テーブルの商品IDの初期値増減値変更」の名称で保存します。

図 新規クエリを作成したら「qry商品テーブルの商品IDの初期値増減値変更」の名称で保存
3. データ定義クエリ実行
ツールバーから実行のアイコン
をクリックして、データ定義クエリを実行します。商品テーブルの商品IDの初期値が100、増減値が10に変更されます。商品テーブルを開いてサンプルデータを入力すると、商品IDが100、110、120のように自動採番されます。

図 商品テーブルの商品IDが100から開始されて+10加算される
●解説
データ定義でテーブルのオートナンバー型のフィールドの初期値と増減値を変更するには、ALTER TABLEステートメントを使用します。
書式
ALTER TABLE table ALTER COLUMN
column {AUTOINCREMENT|IDENTITY|COUNTER} (seed, increment)
ALTER TABLEのtableには、フィールドを変更するテーブル名を指定します。columnには、変更する列名(フィールド名)を指定します。seedには初期値、incrementには増減値を指定します。seedとincrementに負の数を指定するときは、マイナス(-)の記号を付加します。
商品IDの初期値と増減値を変更するデータ定義クエリ:
ALTER TABLE tbl商品 ALTER COLUMN 商品ID AUTOINCREMENT(100,10);
ALTER TABLE tbl商品 ALTER COLUMN 商品ID IDENTITY(-1,-1);
ALTER TABLE tbl商品 ALTER COLUMN 商品ID COUNTER(1,1);